カビの基礎知識
久しぶりに掃除するぞーなんて思って掃除していると
「カビがー」
なんて事ありませんか?
私は敷きっぱなしだった
布団をあげて乾そうとしたら
裏面にカビが生えていたってことがありました。
カビはカビ自体も恐ろしいものですが、
カビ自身が出す毒にも注意が必要です。
なのでカビが生えちゃった餅を
もったいながって、カビの生えていない部分を
切り取って加熱して食べたら大丈夫!!
なんて思っているとカビの毒に浸食されていている場合があります。
少しでもカビの生えたものは
絶対に食べないようにしましょう。

カビはキノコと同じ菌類なので
毒の中には生命の危険にさらされる可能性のある
ものすらあるのです。
ここからは家庭に潜む見逃しがちなカビの住みかと撃退法を4つ公開します。
シャンプーボトル
お風呂はもともと湿度が高く室温も高めになりやすく、カビの生えやすい
場所の一つです。
なぜシャンプーボトルに生えやすいかというと
洗剤そのものではなく、あなたの皮脂汚れや垢の
付着した泡が付いている事が多く、その汚れを
エサにして繁殖してしまうのです。
どんなカビがいるの?
エクソフィアラという猛毒のカビが
潜んでいる事があります。
傷口から体内に侵入、皮膚の炎症を起こしたり
血液に乗って脳に入ってしまうと
最悪死に至る場合もあります。
えー、びっくり。
科捜研の女でも見つけられないんじゃないか
と思ってしまう様な所にいる猛毒を持つカビ。
どうしても手で触れてしまう部分の為
しっかりと駆除しておくことが必要です。
駆除方法
浴室にあるカビの栄養は
垢や皮脂です。そういったものが付着している
泡をお風呂から出るときに残らず洗い流しましょう。
そうすることでシャンプーボトルに
カビが付着することを予防することができます。

洗い流した時に残る水分は
換気扇を回して取っておきましょう。
蛇口
キッチンの蛇口もカビの生えやすい場所の一つです。
食器を洗う際に、食べカスや水分が跳ね返って付着することで
カビが繁殖しやすくなります。

どんなカビが生えるの?
肺炎などの原因となるトリコスポロン
というカビが付着している事が多いです。
水分を非常に好む為、特にシャワータイプの
蛇口は要注意です。
風邪は治ったのに、咳がずっと出る。
そんなあなたはカビを自給自足した
水分を取っているのが原因かもしれません。
今すぐ、キッチンに行って確認してください。
撃退方法
水分を好むカビですから除菌は簡単です。
そう、使用したら乾いたものでしっかりと拭く。
それだけでOKです。
汚れを付けないようにこまめに拭きましょう。
カーテン
リビング等のカーテンも要注意です。
カーテンが汚れてるなー位の感覚で
こんな汚れ見逃してませんか。

これ汚れじゃないです。
カビなんです。
どんなカビが生えるの?
アスペルギルス フミガータスという猛毒をまき散らすカビが潜んでいる可能性があります。
ロシア人の名前かと思う様な
長い名前ですが、あなたの身近にいるカビの中で
一番強い毒性がると言われています。
健康な状態なら、体内に取り込まれても吐き出してしまうので
問題ありませんが、肺に傷があったり、免疫力が下がっていたりすると
肺に付着して増殖してしまいます。そうなると肺炎よりも重い呼吸障害を
引き起こす可能性があります。
撃退方法
カビが原因で死亡する人の約半数がこのカビが原因という恐ろしいカビですが
除菌方法は極めて簡単です。網戸にほこりが付いていたらこまめに取って
ほこりを落とすようにしましょう。
貝の養殖に使えそうなくらい網目の細かい網戸には家の外から
色々な雑菌が付着しがちです。カビのエサとなるほこりを付けない事で
カビが繁殖しないようにしましょう。
洗濯機
裏側や、パッキンの部分などが黒くなっている部分。
あれがカビです。洗濯ではカビを取り除くことはできても
殺すことはできません。衣類を洗った後に残った皮脂汚れ等は
カビの格好のエサとなります。

どんなカビが生えるの?
クラドスポリウムというぜんそくの原因になるカビが
付着している可能性があります。洗い流している為、
衣類についている事は少ないですが、洗濯機に潜んでいるのです。
撃退方法
今まで話してきたカビの特徴として
水分のある場所を好むという事です。
洗濯機は構造上どうしても水分が
溜まりやすくなっています。
そこで使わない時はできるだけ開けておく事で
水分をためないようにする事が出来ます。

また、洗濯物を直接洗濯機に入れて貯めている場合は
格好のエサになります。洗濯物はかごに入れて保管し
洗濯機に入れないようにしましょう。
まとめ
気付きづらい場所を中心に紹介しましたが
「水分」と「汚れ」のある場所は全て要注意です。
一人暮らしで家を空けがちの人は
特に換気を注意喚起(くだらん)して
汚れをためないようにしましょう。