見た目だけでは分からない食中毒の恐怖とは
あなたは食中毒にかかった事がありますか。私は屋台の焼きそばを食べた直後、強烈な吐き気に襲われ
全てリバースした事があります。

おそらくあれは何らかの原因の食中毒たったのでしょうが
食べる前に異変は全くありませんでした。
いい匂いしていましたし、
腐っていたなんて事もなかった。
でもそういう状況でも起こるのが
食中毒です。
そもそも食中毒とは?
食中毒は原因になる菌が決まっています。悪い菌が腸内で増殖したり、毒素を出したりして
症状が現れるのが食中毒です。
食中毒菌が最も増殖しやすいのが
30-40度位の温度帯で爆発的に増えていきます。
この温度に水分と栄養が含まれていると
菌の活動が活発になります。
分裂→分裂を繰り返し
2→4→8→16→32→64と2の乗数で増えていくため
短時間で非常に危険な状態になります。

逆に75度以上に加熱すればほとんどの菌は
死滅します。食材にはしっかりと熱を通す事が
重要ですが、菌が放出した毒素は加熱しても
活性が失われる事はありません。
料理を長時間放置することは非常に危険です。
ここからはあなたの常識を覆す
意外な原因の3大食中毒菌を徹底解剖します。
ウエルシュ菌
土の中にいて、じゃかいもや人参等に付着している事がある菌です
ある幼稚園で発生した食中毒の原因になった
ウエルシュ菌ですが、原因となった料理は
「カレー」でした。
あなたはカレーを作り置きしたりしてませんか。

私も子供の頃は
「カレー」「カレー」「カレーうどん」の
おかんが放った手抜きクソコンボが度々発生していましたが
なんと作り置きのカレーは非常に危険という事が分かってきました。
なんと2日目のカレーが危ないんです。
えー。
2日目のカレーが一番おいしいやん。
と思ったあなた。
なぜ2日目が危ないのか。
この食中毒の原因のウエルシュ菌ですが
75度の高温に加熱しても死なないんです。
何度も過熱しているから大丈夫と思っていると
どんどん増殖して、症状を引き起こします。
ただこのウエルシュ菌酸素には非常に弱い菌です。
カレーを保存する前、再加熱した後は
しっかりとかき混ぜてから食べるようにしてください。
また10度以下でも分裂はほとんど起こらなくなります。
保存する際は最も危険な30-40度の状態を避けるように
できるだけ急いで冷やしてから保存しましょう。
黄色ブドウ球菌
あなたの手に元々付いているブドウ球菌ですが増殖して数が増えていくと症状が現れます。
この黄色ブドウ球菌の食中毒の約4割の原因の料理が
「おにぎり」です。海苔をまいたおにぎりには
水分、温度、海苔の栄養と菌が増殖する状況になっています。
この状況ではどんどん分裂を繰り返し増殖していきます。
約10万個位になると食中毒の症状が現れます。
この食中毒を防ぐには
・ラップで握る
・海苔は食べる前に巻く
ようにしましょう。

しなしなの海苔が好きな自分の様な人には
若干辛い所ですが、しっかりと守ってください。
カンピロバクター
鶏肉の表面に付着しているこの菌は潜伏期間が2-7日と長く
おう吐や腹痛などの症状が現れます。

この菌は加熱に非常に弱いため
鶏肉に関しては良く火を通してから
食べるようにしてください。
一番危険なのが料理の際の
包丁の使いまわしです。
鶏肉を切った包丁で
生食予定の野菜を切ってしまうと
菌が付着してしまう可能性があります・
包丁を熱湯で消毒するか
包丁自体を使い分けるようにしましょう。
まとめ
いかかでしたか2日目のカレーおいしいですよね?
おにぎりの海苔も欠かせません。
ただどんな食材や料理でも
食中毒の危険が潜んでいます。
健康な状態では体の中に入った後
胃酸で死滅してしまいますが、
増殖して数が増えていたり、
体調が悪く免疫が下がっていたりすると
食中毒が発生しやすくなります。
気温が上がってきて
食中毒の危険が高くなる時期ですので
作った料理はできるだけ早く食べるようにしましょう。