パーキンソンの原因とは
以前の記事で何度か説明していますが再度パーキンソン病の原因について
解説します。
簡単に説明すると神経伝達物質である
ドーパミンが減少する事で、
脳の指令が神経に上手く伝わらなくなり
体が上手く動かせなくなる事が
原因で発症します。
ドーパミンの分泌量が
正常の20%以下になるとパーキンソン病を
発症すると言われています。
なぜドーパミンの分泌量が
減るのかというと、中脳の黒質といわれる部分が
何らかの原因で細胞の減少が起こっているのが
原因と言われています。
黒質の神経細胞は、神経同士の連絡のやり取りに
ドーパミンを使っています。
なぜ細胞が減少するのかは、不明な点が多く十分に
解明されていませんが、恐らく、複数の要因が関係していると
考えられています。
治療法については治療技術がかなり進歩しており
投薬治療、運動療法、手術による治療で
病気の進行を遅らせる事が出来るようになってきました。
以前は発症後10年後には寝たきりになると
言われていましたが、現在は複数の治療法を
組み合わせて治療することで10年たっても
介助なしで生活できるほどになってきました。
ただ現在はまだ完治する治療法がなく
確実に病状は進行していきます。
発症すると治療により完治することが
できない為「発症させない事」
が大切であり、その為には
ドーパミンの分泌を最低限
維持している必要があります。
完治できない以上「予防」が全て!
その予防について解説します。
予防法
先ほど説明した通りドーパミンの分泌量が
正常の20%以下になるとパーキンソン病を
発症するわけですから、逆に言うと
ドーパミンの分泌を増やしていれば
いいわけです。
ドーパミンの分泌量を増やすには
どうすればいいか。
いくつか方法がありますが
順にご説明します。
運動をする
運動をするとドーパミンの分泌が増加します。体が硬い人はパーキンソン病に
なりやすい傾向があるので、柔軟体操も効果があります。
お勧めの運動は下記の通りです。
・ジョギング
・水泳
・柔軟体操

パーキンソン病の初期症状の対応として
体が硬くなり、整体等に通う人も
多いようです。
事前に整骨医院等に行ってリハビリをしたり、
体をほぐす整体を行ってもらい
体をリフレッシュすることもお勧めです。
カフェインを取る
コーヒーやコーラ、緑茶等に含まれているカフェインはドーパミン神経細胞の減少を防ぐ作用があり
また脳の神経細胞を保護する役割があるため、
パーキンソン予防に効果的です。

食事を見直す
乳製品・肉・果物の摂取が少ない人はパーキンソン病になりやすいようです。偏った食生活をしている人は
バランスの良い食生活を心掛けてください。
番外編 楽しいことをする
ここまでは具体的な日々の
行動を例に挙げてきましたが、
日常生活において
楽しさや幸せを感じることが
できるようなことをすると、
ドーパミンの分泌量が増えます。
ストレスがたまりやすい人ほど
パーキンソン病になりやすいという
傾向もあるようです。
何でも構いません。
友達と話したり、旅行をしたり
新しい事に取り組んだり、
おいしい物を食べたり、
映画や演劇を見に行ったり、
いい意味での「刺激」を受ける行動を
することでドーパミンの分泌量を
増やす事が出来ます。

まとめ
パーキンソン病は50歳以上で発症しやすく、年齢が上がるとともに
有病率が高くなる病気です。
予防法としていくつかご紹介しましたが
基本的には充実した日常生活を送り
脳や体に刺激を与える事でドーパミンの
分泌量を増やす事が出来ます。
自分の生活に取り入れやすい
事から始め、日常生活の中で
予防をしていきましょう。