1日1個はもう古い?卵の真実とは
あなたの卵に対してのイメージってどんな感じでしょうか。こんなうわさ聞いたことがありませんか。
・コレステロールが溜まりやすくなる
・食べていいのは1日1個まで
あなたも一度は聞いた事のある
こういった卵のマイナスイメージですが。
実は間違っていたという事が
最近分かってきました。
誰かが嘘をついたんです。
誰やねん。
そんな疑問を持ったあなたの為に
順に解説していきます。
コレステロールってどんな物質?
コレステロールは体中にある細胞の膜を作るのに必要な物質です。
ただ、血管の壁に溜まると
動脈硬化の原因になったりもする物質です。
その為、コレステロールが増えると
病気の原因になる事は事実です。
卵を食べすぎるとコレステロールが増える?
コレステロールが多く含まれている卵を食べすぎると、コレステロールが
増える原因になるかというと、
これは違うという事が最近分かってきました。
体内のコレステロールの70%は肝臓で作られています。
卵などの食物から摂っている割合は30%と少ないうえ、
食物から摂りすぎた場合は肝臓で作られるコレステロールの
量を減らすため、体内のコレステロールの量は
食物で摂る量とは関係ないという事になります。
それを実証した実験の結果がこちら!

毎日食べても全く変わらない。
っていうか減ってるやん。
なぜ卵が悪者になったのか
これは実は1913年にソ連で行われた実験が原因となっています。
実験の内容は
ウサギにコレステロールを
食べさせてた所、動脈硬化が発症した
というものです。
でもここで考えてみてください。
ウサギのエサってどんなイメージですか?

人参とか草のイメージでしょ?
そう、実はウサギは元々
コレステロールを分解する能力がなく、
コレステロールが溜まったというのが
原因だったのです。
こんなクッソ古い実験結果を信じて
卵を悪者にしてきたわけですが、
厚生労働省も食事から摂るコレステロールを
制限してきました。
男性は 750mg
女性は 600mg
となっていましたが、
これが変更されたのが
2015年。
つい最近やないか!!
しかも
「制限なし」
に変更されました。
自分が養鶏農家やった訴えるけどね。
何でも食べすぎはアカンので
今は
1日3個位にしときましょう
というのが一般的な摂取目標になっています。
卵の栄養素
1日1個はウソだった事が分かった所でここでは、卵のすごい栄養素を3つ紹介します。
コリン
そうです。ゆうこりんの生まれた星です。
違う。
古いって?
本人も忘れたい過去の様ですので
触れないでおきましょう。
このコリンですが
アメリカでは目標摂取量が設定されているほどの
今注目の栄養素で脳の神経伝達物質の
アセチルコリンの材料になっています。
このアセチルコリンが不足して起きるのが
アルツハイマー病です。
継続して卵を摂り続ける事で
アルツハイマー病の発症を
抑える事が出来ます。
コリンの含有量は全食材中
一番多いのが卵で、同じ量を他の食材で
取ろうとすると、
次に含有量の多い
鶏レバーで100g

豚バラなら450g

と結構な量を摂取する必要があります。
やるやん。卵。
今まで疑ってすみません。
DHA
これは聞いたことがあると思います。「青魚の健康成分」とかのキャッチフレーズで
通販のサプリのCMとかでよくつかわれている
栄養素です。DHAの主な作用は下記の通りです。
・学習機能向上作用(記憶改善、健脳作用)
・制がん作用(特に乳がん、大腸がん、肺がん等)
・血中脂質低下作用(コレステロール、中性脂肪)
なんで卵にDHAが含まれているかというと
「エサに青魚の粉末が含まれているから」
なんです。エサの青魚成分が今後増えていけば
さらに効率よく摂取できるようになるかも
しれません。
自分の代わりにどんどん青魚を
摂ってほしいもんです。
たんぱく質
これは昔から伝えられていた卵の「良い部分」ですが、卵1個(Mサイズ)で
7.5g含まれています。
1回の食事でたんぱく質を
20g以上摂ると筋肉が付きやすくなるという
実験結果も出ています。

1食1個追加するだけで
たんぱく質の摂取量を確保することができます。
まとめ
卵を食べてもコレステロールが溜まることはありません。
また脳の健康に欠かせない、「コリン」と「DHA」が
多く摂取でき、筋肉を維持できる「たんぱく質」も
同時に摂取することができます。
栄養バランスと摂り過ぎには注意して
健康維持に役立てていきましょう。